世界遺産ヴォルビリスの古代遺跡〜ムーレイ・イドリス〜メクネス見どころ
ヴォルビリスの古代遺跡、ムーレイ・イドリス、古都メクネスは欧米人にとても人気のスポットです。
これらは、それぞれ近くに存在し一日で周ることができます。
フェズからの1日ツアーで行く人が多いスポットです。
ヴォルビリスの古代遺跡

ヴォルビリスの考古遺跡(Archaeological Site of Volubilis)は、北アフリカにおける古代ローマ都市の最良の保存状態である遺跡のひとつとして1997年にユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されました。
フェズから約1時間半ほどの場所にあります。
紀元前3世紀頃にカルタゴ人が創設した町とされ、ローマ帝国の西限に位置する重要な都市であったと言われています。
「ヴォルビリス」は、ベルベル語のAlili(キョウチクトウ)に因んでいるとされ、春から夏にかけて、キョウチクトウの花の姿を至るところで見かけるでしょう。
入場料

大人 : DH100
子ども : DH50
遺跡群

当時の生活を伺い知ることができる遺跡があります。
広いので、最低でも1時間半〜2時間は時間を確保したいところです。
- バシリカ
- 公衆浴場
- ユピテル神殿
- The Capitol
- カラカラ帝の凱旋門
- モザイク画
- オイルの圧搾施設
- 穀物庫



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ムーレイ・イドリス

モロッコを支配したイドリース朝の初代君主であり、最後の正統カリフであるアリーの子・ハサンの末裔であったと言われるイドリース1世が789年に建国した街です。

神聖な街として、1912年まではムスリム以外は入ることができませんでした。
現在もムーレイ・イドリス廟のある場所にはムスリムしか入ることができず、写真撮影も禁止です。
街は、白い建物と細い道で成り立っており、坂が非常に多いです。
観光客用のレストランも少しはありますが、基本、そこで暮らしている人のための街という雰囲気です。
実際、現在もムスリムの巡礼の地となっています。
古都メクネス
古都メクネス(Historic City of Meknes)は、「人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例」の条件を満たし、1996年にユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されました。
1672年〜1727年までアラウィー朝の首都として君臨。
北アフリカで最も美しい門と言われているエディム広場の横にあるマンスール門や、イスラム文化最高傑作とも言われるモザイクで飾られたムーレイ・イスマイル廟など、美しい建築が目を惹きます。
エディム広場

エディム広場にある建物の中には、庶民が活用しているマーケットがあり、魚などのほか、香辛料やモロッコ菓子などが購入できます。
マンスール門

ムーレイ・イスマイル廟

1672年から1727年に逝去するまでモロッコを統治したスルタンのムーレイ・イスマーイールのお墓があります。


無料で、ムスリムでなくても入ることができます。
行き方
古都メクネスへは電車やバスで行けますが、ヴォルビリスの古代遺跡とムーレイ・イドリスは車でないと行くのが困難です。
レンタカー、または現地発ツアーを利用しましょう。
現地発はプライベートの場合車1台あたりDH1,000〜、少人数グループのツアーの場合一人あたりDH150〜くらいが目安です。
現地発着ツアーはKarim Transportへご相談ください。