[新型コロナウイルス]モロッコ衛生緊急事態をさらに2020年9月10日まで延長―症状により自宅隔離も可能に
モロッコ政府は、3月20日から開始され、8月10日までとしていた衛生緊急事態（ロックダウン）をさらに延長し9月10日までとすることを発表しました。今回の延長で5回目となります。
また8月5日より、新型コロナウイルスの診療基準を見直し自宅隔離を可能とする旨をあわせて発表しました。
なおこれに伴い、引き続き国境封鎖は継続されます（モロッコ市民に対する特別措置は除く）。
診療基準・治療方針
※在モロッコ日本国大使館の情報より抜粋
（１）診療基準
ア 有症状の患者の場合
（ア）１０日間の入院加療後に治癒判定を行い、３日間の無熱かつ検査正常を確認した場合、退院可能とする。
（イ）その後自宅隔離とする。入院期間を含む計１４日後に隔離解除される。
イ 無症状の患者の場合
（ア）患者に、指定する危険因子がない場合に限り、７日間、自宅隔離のもとで治療を行う。
（イ）発症しない限りにおいて、計１４日後に隔離解除される。
（ウ）指定する危険因子
６５歳以上、気管支喘息、慢性呼吸器疾患、高血圧、糖尿病、病的肥満、悪性腫瘍、免疫不全症および精神疾患を指す。
（２）治療方針
ア クロロキン５００ｍｇ×２またはヒドロキシクロロキン２００ｍｇ×３、７日間、に加えてアジスロマイシン１日目５００ｍｇ、２～７日目２５０ｍｇ
イ 治療開始前に実施する検査
一般血液検査、Ｃ反応性タンパク（ＣＲＰ）、血糖、尿素窒素、クレアチニン、トランスアミナーゼ、心電図、胸部Ｘ線
（３）病気に罹られた場合の詳細は、「新型コロナウイルス（病気に罹られた場合）（4月13日）」を参照ください。
https://www.ma.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00074.html
