モロッコ国内の交通手段―電車・バス・タクシー・トラム…
モロッコの主な交通手段についてお伝えします。
プチタクシー
市内移動なら断然これ。
1台のタクシーに乗車できるのは3人まで。
DH1.40からメーターが始まります(都市によって異なる場合あり)。ただし、英語を話せない運転手さんがほとんどです。
グランタクシー
空港など市外に行く場合に利用します。
値段は交渉となります。
基本1台貸切となるので、人数が多ければその人数で料金を割ることになります。
人数が集まるまで待つこともしばしばなので、すぐに出発してくれるとはかぎりません。
セダンの使い古したような車が多かったのが、最近ではワゴンの形のきれいな車が増えています。
市内バス
明確なバス停がないことも多く、ちょっと観光客が利用するにはハードルが高いかもしれません。
時刻表、ルートが書かれていないことがほとんどです。
フェズでは、バスがどこに行くかは乗っている人に聞くのとバス番号のみで行き先を判断するそうで、地元民でも利用するのは難しいとか。
かなり混んでいることも。
乗る際は窃盗にあう危険性が高いです。バッグはしっかり持って乗ってください。
長距離バス
主要なバス会社では、CTMとSupratoursがあります。
お手頃価格でモロッコを長距離移動するのに非常に便利です。
シェフシャウエンやエッサウィラなど電車が走っていないような場所も網羅しています。
冷暖房も完備しており快適。その上、ほぼ時間通りに動いてくれます。
この2社以外に民営バス会社がたくさんありますが、さらに安くはあるものの、冷暖房が完備していなかったりバスが汚かったりするので、あまりおすすめはしません。
電車
という鉄道会社が、マラケシュ、カサブランカ、ラバト、メクネス、フェズ、タンジェ など主要都市を網羅しています。全席指定。
満席になると、切符は売切れになります。
ただし、カサブランカ空港からカサブランカ市内の列車に関しては、指定席ではないので直前でも切符を購入できます。
距離によっても変わりますが、1時間ほど遅れることは通常です。
[2019年新版]モロッコの鉄道時間・価格を調べるには?ONCFサイトで確認!
トラム
カサブランカとラバトにはトラムが走っています。
揺れも少なく綺麗で快適です。
チケットはトラムの駅にある自動販売機で購入します。英語を選ぶことができます。
ラバトでは1回の乗車につきDH6。
飛行機
モロッコの国内線には、LCCのAirArabiaとナショナルフラッグであるRoyal Air Marocが飛んでいます。
国内を移動するのであればAirArabiaの方が安い場合がほとんどです。
列車だとフェズーマラケシュ間は8時間から9時間ほどかかりますが、飛行機なら1時間ほど。
安い時期であれば片道3,000円ほどで移動できるのも魅力です。
ただし、AirArabiaのサイトでは、日本のクレジットカードは購入できません。
AirArabiaのチケットを購入したい場合は、各都市にあるチケット販売店で手配する必要があります。
ドライビングサービス
モロッコの現地のツアー会社で移動するという手もあります。
人数が多ければ、安く快適にモロッコを移動できる手段のひとつでもあります。
特に、砂漠に個人で行くにはバスやグランタクシーなどを駆使しなければならないので、短期間に効率よく行くのであればドライビングサービスや現地発のツアーを利用することをおすすめします。