[2024年版]モロッコのラマダンはいつ?旅行する際に注意したいこと

06/02/2021基本情報

ラマダンはいつ?2024年最新情報

  • 2024年のラマダンは3月10日(日)から開始予測されています。終了は4月9日と予測されています。
  • ラマダン開始にあたり、3月3日(日)よりモロッコでは標準時間がGMT+1時間からGMTに変更になることが予想されます。
  • 2023年は3月23日に三日月が確認され、4月21日がラマダン終了日となりました。

2024年のラマダンは3月10日から4月9日までと予定されています。

ちなみに、モロッコの2019年のラマダンは5月7日から6月4日まで、2020年は4月25日から5月23日、2021年は4月14日から5月12日、2022年は4月3日から5月1日、2023年は3月23日から4月21日でした。

ラマダンとは

ラマダンの基本

「ラマダン=断食」の意味と考えられることがありますが、正しくは「ラマダン=断食月」です。
イスラム教徒の義務のひとつである「断食(サウム)」を行う月となっており、約1ヶ月間続きます。
ラマダンは西洋暦ではなくイスラム暦(ヒジュラ暦)で動いており、西洋暦に合わせると毎年10日ほど前倒される形になります。
また、月の満ち欠けで日程が決定されるため、直前まではっきりした日程はわからず、「2021年は4月12日から5月12日である」と言われていたとしても、ずれる可能性があります。

2017年のラマダン終了は月の満ち欠けが確認できなかったとして、他のイスラム教国ではラマダン終了が告げられたにも関わらず、モロッコのみ1日延長されるという事態が起きました。

2023年は、サウジアラビア、UAE、クエート、バーレーン、カタール、トルコ、エジプト、チュニジア、アルジェリアなどが4月20日に新月が確認されラマダン終了が宣言されましたが、モロッコ、日本、マレーシアでは確認できず、4月21日がラマダン終了となりました。

断食中はずっと食べない?

ラマダン中はずっと食べない、と思われがちですが、「ラマダン中の日の出から日没の間まで食べない」ことを行うのが「断食(サウム)」です。
この間は、水一滴でさえ口にしてはいけません。

日没後から日の出までの時間、つまり夜中の間は食べても良いので、夜中の時間帯は多くのモロッコ人が起きて、物を口にしています。
この時期は、多くの男性が寝て時が過ぎるのを待つのとは正反対に、女性陣はその日のラマダン明けのために豪華な食事をがんばって作ります。もちろん、味見はNG。
いつもより豪華な食事を夜通し食べることになるので、痩せるどころか太る人が多いのもこの時期です。
アラビア語のクックパッドの検索数が伸びるのもラマダンだそうです。

ちなみに、妊娠中の女性、生理中の女性、病人、旅行中の人、子どもは断食をする必要はありません。
子ども以外は、できるようになってから断食をしなかった日数分、断食を行うことになります。

ラマダン中のケンカ、性行為は禁止されています。

ラマダン27日目

ラマダン27日目は、Laylat al-Qadr(ライラト・アル・カドル)にあたり(正確には、ラマダンの最後の 10日間に発生するとされており正確な日は不明)、天使ジブリールが最初にコーランを預言者ムハンマドに明らかにしたときとされ、ムスリムにとって特別な日となります。

少女たちはネガファ (スタイリスト) のところに行き、メーキャップをし、カフタンなどの伝統的な衣服、装飾品で着飾り、手にヘナを施します。男の子は、ジェラバを着て、バルガ (モロッコの伝統的な革製のスリッパ) を履きます。夜にはお祭りが開催され、音楽が街中に鳴り響きます。

ラマダン中の営業状況

交通機関

飛行機、電車、バス、タクシーなどは通常通り動いています。

ただしプチタクシーについては、イフタール(その日のラマダン明け最初の食事)の時間前は、家路に急ぐ運転手が多く、同じ方向でないと乗せてくれないことがあります。
また、イフタール開始から約2時間は、町は人っ子一人いな状況になります。タクシーもいません。

レストラン・ショップ

レストランはもちろんのこと、お土産屋などのショップも開店時間は極端に短くなります。

メディナなどの観光地

観光地も例外ではありません。
観光地では、いつもは10時くらいには開くお店が11時くらいから開きはじめ、通常は閉まらないお店でもイフタールの時間の1時間前くらいから閉まりはじめます。
多くの場合、再度、店が開き始めるのは、日没後のラマダンが明けてからの時間です。
なお、観光地のレストランであれば、モロッコ人が食べられない時間帯でも、観光客用のメニューは提供されています。

観光地以外

観光地以外では、通常は朝8時半くらいからやっているハヌートが10時過ぎくらいに開き始めるようになり、いつも売られている焼きたてのパンが売られなくなります。
もちろん、カフェ、レストランは完全に閉まり、日没後まで開くことはありません。
ショッピングセンターやスーパーも開店時間が短くなります。
ショッピングセンター内では、洋服店などが開いていたとしても、レストランやカフェは閉まっています。
また、普段、カルフールなどではお酒を購入できますが、ラマダン時期はお酒を購入できなくなります。

ツアーの催行やホテル

砂漠ツアー、シェフシャウエンツアーなど各ツアーは通常通り催行されています。
ただし、行った先で、お店やレストランが閉まっている、ということがあり得ます。
砂漠ツアーであれば、お店めぐりを目的とする行程ではないため、ラマダン時期でもそれほど困ることはないでしょう。

ホテルも通常通り、営業しています。

ラマダンの際に注意したいこと

ラマダン時期の時間変更

モロッコでは2018年から通年サマータイムとなり中央ヨーロッパ時間になりましたが、ラマダン期間中は1時間遅い西ヨーロッパ時間になることが2018年より行われています
2023年も同様の対応となることが発表されました。
飛行機、電車、バスの出発時間にはくれぐれもお気をつけください。

食べ物の用意

ハヌートなどでお菓子やジュース、水は手に入ります。
観光地では、断食の時間帯でもレストランが営業しており、観光客用のメニューが用意されています。
ただし、タジンなどの通常のメニューは提供されず、ラマダン用の食事を提供している場合もあります。

朝ごはんや昼ごはんに、カフェやレストランではなく手軽に屋台のパンやサンドウィッチで済ませたいと考えている場合は、観光地であっても確実にお店が営業しているとはいえないのがこの時期です。
お菓子ではなくパンなどを確実に食べたい場合は、最低限の食べ物は確保しておきましょう。

モロッコ人への対応

観光客が何か飲んでいたり食べていたとしても、モロッコ人は気にしません。
とはいえ、お腹がとても空いていたり、喉が乾いている状態の目の前で、何かを口にしている人を見るのはとても辛いこと。
砂漠ツアーなどで運転しているドライバーも食べていません。
車内で食べ物の匂いをさせないようにしたりと、できれば気を配りたいものです。

治安

ラマダン中は、やはりイライラするのか、交通事故が増えるともいわれる時期です。
道を渡る際などは気をつけてください。
またイフタールの時間は、町に警察官もいなくなるため、この時間帯の外出者を狙った窃盗・強盗等が起きています。
この時間帯はホテル内などで、待機するようにしましょう。

ラマダン明け

ラマダン明けに食べられるデーツ

その日のラマダン明けの最初の食事であるイフタールの時間から約2時間は、みんなその日最初の食事を楽しむため家に帰るので、町にはびっくりするほど誰もいない状況になります。
イフタールを終えた約2時間後くらいから、徐々に人が町に現れだしお祭りのように賑やかになります。
ラマダン時期は、いつも以上に夜中まで子供も大人も夜遅くまで町に繰り出しています。

その日一日のラマダン明けにはまずデーツを食べ、栄養たっぷりのジュースやハリラスープを飲みます。
旅行していると、多くのモロッコ人に「イフタール(ラマダン明けの食事)を一緒に食べよう!」と誘われることが多くなるのもこの時期です。
モロッコ人にとってイフタールは、1日の苦行を終えたご褒美のようなもの。嬉しくてたまらず、喜びをわかちあいたいんですね。

ラマダン27日目には最も豪勢な食事がふるまわれ、ラマダンが明けた次の日はイード・アル・フィトルというお祝いの日となり、その日も含め2日間はモロッコは休日となります。

旅行には向かないラマダン期間ではありますが、文化の一面を見るという点では良いかもしれません。

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