[2021年新版]海外で日本のオンデマンドを見るには?おすすめVPNサービス「Nord VPN」&「インターリンク」
今や各テレビ会社がオンデマンドでテレビのドラマなどを配信してくれるので、スマートフォンで簡単にドラマなどを見られるようになりました。
本当に便利です。
海外に住んでいても日本で話題のドラマについてのニュースを簡単に入手できるので、これは見たい!となることがたくさんあります。
しかし…。
残念ながらそのままオンデマンドにつないだだけでは、海外では日本のオンデマンドを見ることができません。
「対応地域外です」といってはじかれてしまいます。
はじかれずに日本のオンデマンドを見る方法があります。
それがVPN接続です。
しかし、現在VPNを通しても、Abema、WOWOWなどは特定のVPN経由だと閲覧できなくなっています。
AbemaやWOWOWも閲覧できるVPNは?
VPNとは
VPNはVirtual Private Networkの略で、仮想の専用ネットワークという意味です。
日本のコンテンツを見たい場合を例にして、非常に簡単にいってしまうと、VPNという仮想のサーバーをつなぐことによって、海外のサーバーからの接続を拒否している受信側に、日本のサーバーからの接続であると思わせ、日本のコンテンツにつなぐやり方です。
もちろん、VPNのサーバーは日本のVPNサーバーだけでなく、アメリカ、ドイツなどなどさまざまな国のVPNサーバーがあります。アメリカのVPNサーバーに接続しても日本のオンデマンドを視聴することはできません。
VPN接続によってできるようになること
そもそもVPNは海外からその国限定のコンテンツ(今回の例でいえば日本のコンテンツ)を見るために作られたわけではありません。
仮想の専用線でつなぐことにより、企業が自社ネットワークの機密データを保護できるよう、そして安全なデータ通信を実現するためにつくられました。
その技術が現在ではさらに広く使われるようになり、例えば、空港や公共施設で無料WIfiを利用する場合、VPN経由にすることにより安全な通信を実現できます。
つまりVPN接続することによって、
- 日本のオンデマンド配信のような、その国限定のサービス(オンデマンドサービスなど)を利用することができるようになる
- 中国などSNSや動画投稿サービスなどの利用規制が厳しい国で、サービスを利用できるようになる
- 無料Wi-Fiスポットなど、セキュリティに不安のあるネットワークから安全にインターネットができるようになる
- IPアドレスにより利用制限されているインターネットサービスやコンテンツをなどを利用することができるようになる
ということができるようになります。
おすすめのVPNサービス
VPNサービスは、無料のものと有料のものがあります。
無料でできるにこしたことはないので、私自身、いくつか無料のサービスを試してみましたが、どれもかなり不安定で、そもそもVPNにつながらないものがほとんでした。
そのため、すぐに有料サービスを探すことに。
Nord VPN
断然おすすめなのがNord VPNです。
アプリをいれることでボタンひとつで接続・切断が可能(アプリの設定も簡単)。
非常に便利です。
さらに良いのが、VPNにつないでも速度が落ちません。
また、AbemaやWowowも閲覧可能となっています。
ポイント
- 2年プランなら月額347円(税込)で安い!(1ヶ月プラン月額1,256円/1年プラン月額517円)
- 30日100%返金保証
- 30日以内なら契約期間の拘束なし(無料サービスを利用したら最低1ヶ月は契約しないといけないetc.)
- 解約による違約金発生なし(最低利用期間中に解約すると違約金が発生etc.)
- すぐに使える
- アプリで簡単設定
- 1契約で6台の機器につなげられる
- VPNにつないでも速度が落ちない!
- ほとんどの日本のオンデマンドサービスを閲覧可能
デメリット
- 海外のサービスなので、お知らせなどが英語(登録の際は、日本語変換可能)
インターリンク
今まで利用してきたのがインターリンクのVPNサービスです。
日本のサービスなので、すべて日本語なので安心。
また、固定IPアドレスを持ちたい人におすすめです。
ただし、2021年10月現在、AbemaやWowowは閲覧不可となります。
仕事などで固定IPアドレスが必要な場合は良いですが、オンデマンドサービスを主に使うためにVPN契約をするのであればNord VPNの方がいいでしょう。
ポイント
- すべて日本語
- 月額1,100円(税込)で安い
- 最大2ヶ月間無料(サービス開始日からサービス開始翌月末日まで)
- 契約期間の拘束なし(無料サービスを利用したら最低1ヶ月は契約しないといけないetc.)
- 解約による違約金発生なし(最低利用期間中に解約すると違約金が発生etc.)
- すぐに使える
- マニュアルもわかりやすい
無料期間があり、安心してすぐに試すことができます。
クレジットカードで支払いの場合、登録したら本当にすぐに利用できます。
サービスを止めたいときにもすぐに止めることができます。
デメリット
- VPNへのつながりが不安定なことがある
- VPNにつなげると回線速度が遅くなることがある
- 設定する際に入力することが若干多く、面倒
- 接続する国を変更したり、接続するIPを変更する際に、そのたびにIPアドレスを入力し直さなければならない
- 閲覧できない日本のオンデマンドサービスがある
※VPN接続には、まずはネットにつながる環境が必要です。
そもそものネット環境が不安定だとVPNにうまくつながらないことがあります。
「世界VPN」と「マイIP」の違い
個人でインターリンクのVPNサービスを利用しようとする際、
- セカイVPN
- マイIP
という選択肢がでてくると思います。
どちらも月額1,100円(税込)。
同じ値段で同じVPNサービス。
どちらを選んだらいいか迷う方もいらっしゃると思います。
「セカイVPN」を選択した方が良い場合
「世界VPN」は、日本、アメリカ、ドイツ、台湾、韓国のVPNサーバーにつなぐことができます。
- いろいろな国で、その国のオンデマンドを見たい場合
- この5カ国に行くことが多い場合
- そもそも、VPNにつなぐことができれば良い場合
は、「世界VPN」の選択をおすすめします。
また、
- 無料Wifiを使いたい場合などに、日本のVPNサーバーの調子が悪くてつながらなくても、他の国のVPNサーバーを選択してつなぐことができ、選択肢が多い
- パソコンなど一つの機器で日本のVPNにつないでいても、他の国のVPNにつなげばスマートフォンやiPadなど違う機器でもVPNに接続ができる
といったメリットもあります。
「マイIP」を選択した方が良い場合
「マイIP」は固定IPをもつことができます。
IPとはインターネット上の住所のようなもので、固定IPでない場合は、「今日は日本の東京にいて、明日は千葉にいます」というようにIPがその都度変わります。
「世界VPN」は固定IPではありません。
一方、固定IPは、「東京都千代田区◯◯1-2-3に定住しています」というように一定の住所をもつことになります。
- 海外から日本の企業と仕事をする場合
- 固定IPがないと使えないサービスを利用する場合
は「マイIP」を選択した方が良いです。
例えば、日本の企業からメール配信の仕事を請け負った場合、固定IPでないと日本企業が使用しているメール配信システムにアクセスできない場合があるためです。
ただし、一つの機器でVPNサーバーを利用している場合、他の機器でVPN接続をしたいと思っても接続できません。
そもそも我が家では、モロッコの電話局が、FacebookのメッセンジャーやLINEのような無料通話アプリから海外へ電話できないようアクセスを制限したことからVPNの利用をはじめました。
現時点ではモロッコではその制限が解除されたので、VPN接続をしなくても無料通話アプリの利用は可能です。
けれどVPNを利用することで、日本のオンデマンドでドラマやお笑いが見られるようになりやめられなくなりました。
今までオンデマンド配信がなかったプリキュアシリーズも、今年度から始まったシリーズはオンデマンド見ることができます。
VPNは、今や海外暮らしの子どもにとっても欠かせないものとなりつつあります。