水漏れにも!超優秀補強材“シマ”
モロッコに住んでいると、またか!と思うほど頻繁に家の中の何かに不備が生じます。
水漏れしたり、壁にヒビが入ったり、蟻がどこからか入ってきたり…。
建てつけが基本悪いので、窓が閉まりづらくなったり、窓やドアに隙間ができたりすることも度々あります。
我が家でも夏に蟻が壁の隙間から大量に入ってきたり、先日は、キッチンの下のパイプに穴があき台所を使っていたら水がゴボゴボと溢れ出しました。
最初の頃はひとつ直したらひとつ壊れるので気が狂いそうでしたが、最近は「またか」と思えるようになりました。
さて、そんな時に大変役立つのが”シマ”です。
おそらく、モロッコの多くの家庭で常備されているのではないでしょうか。
モロッコに住んでいないと、いや、もはやこれからモロッコに住もうとする人でないと全く役に立たない情報をお届けします!
シマとは?
シマとは一見、小麦粉に見える粉です。
日本でいうと「パテ」にあたると思います。
シマに水を追加し、ヒビ割れた箇所などに塗り込んで使います。
使い方
- 適量のシマを容器に入れる
シマが固まると取れにくくなるので、シマ専用の容器を用意するか、または使ったら捨てられるようにダンボールの上などに出します。 - 適量の水を追加します
壁のヒビなどになるべく平らに埋め込みたい時は水を多めにしてシマを液体に近い状態に、水漏れを防ぐなど強力に穴を埋めたい時は水を少なくして粘土状にします。 - 該当部分に塗ります
シマをヒビや穴など埋めたいたい部分に塗り込みます。 - シマが乾くまで待ちます
水が多めなら約10時間、少なめなら3時間ほど乾かします。
注意
素手で触らない
素手で使うと手がガサガサになります。
必ず、ビニールの手袋などを使いましょう。
乾くまで待つ
水漏れ部分にシマを塗り、シマが乾かないうちに使ってしまうと、シマが溶けて水が溢れだします。
乾いてから使いましょう。
メンテナンスをする
シマを塗った部分は次第にヒビが入ってきたりします。
メンテナンスが必要です。
再度シマを塗り直す際は、すでに塗り込んだシマをとってからにしましょう。
シマにヒビが入っている状態であれば、ガンガン叩けば崩れてすぐ取れます。
どこで買う?
合鍵を作ってくれたり電球やネジなどが売っているお店で売っています。
見かけは一見、ハヌートですが、鍵の看板が下がっているのですぐ違いがわかると思います。
価格は1kgでDH3(約40円)。
こんなに便利なのに、安い!安すぎる!
白色とグレーがあります。
我が家ではすぐに使えるようにいつでも1kgを常備しています。
最近は新築がたくさん建てられているので、新築だとシマは必要ないのかもしれませんが…。
あくまでも個人的な感想ですが、モロッコ人は基本、「問題があればその都度、直せばいいでしょ」と思っていそうなので、新築でもちょっと時が経てば、シマに頼らずにはいられなくなるように思います。