スペイン・バレンシアCFがモロッコにアフリカ初のフットボールアカデミーを開設
レアル・マドリードやバルセロナが所属するリーガ・エスパニョーラの強豪チームのひとつであるバレンシアCFが、アフリカ初となるフットボールアカデミーをマラケシュ市内に開設することを発表しました。
このアカデミーは、マラケシュサフィ地域から5〜18歳の若い才能を見つけることを目指しており、最新のスポーツシステムとプログラムに従ってプロのサッカートレーニングを提供するとのこと。
アカデミーの主な目的は、マラケシュとその地域でサッカーの才能を発見し、市内最大のクラブであるマラケシュのカウカブ(KACM)などの都市のサッカークラブとのパートナーシップを締結することとしており、スペインの幹部に加えて、モロッコのトレーナーを雇用するとのことです。
モロッコのトレーナーは、アカデミーのテクニカルディレクターと公式トレーナーによって導入された方法論とトレーニング戦略に従います。
スペインのクラブのトレーニングプログラムは、モロッコのプレーヤーのニーズに合わせて調整されます。
バレンシアCFアカデミーのディレクターであるLuis Martinezによると、モロッコの選手は質が高いことで知られており、才能豊かな土地であると言われているそう。
バレンシアCFの国際プロジェクトのマネージャーであるBorja Erolesも、モロッコをアフリカ最初の国として選択した理由として、国のサッカー文化とそのテクニックに対する選手の評判に基づいていると説明しました。
バレンシアCFのモロッコのプロジェクトパートナーであり、DKプロスポーツの共同ディレクター兼創設者であるKhalid Chagnaは、モロッコのプレイヤーはスペインのプレイヤーと非常によく似ているが、モロッコ人はスペイン人と同じ機会がなく、プロジェクトによってその課題を解決していきたいと述べました。
このプロジェクトはマラケシュで開始されますが、モロッコの他の都市に同様のアカデミーを開設する可能性があり、長期的にはバレンシアCFアカデミーを広げていくことを目指しているとのことです。
2月23日日曜日、アカデミーは、マラケシュのグランドスタジアムで入学を希望する子供やティーンエイジャー向けの公開日を開催する予定です。
なお、2020年2月のFIFAランキングではモロッコは43位、アフリカ内では、セネガル、チュニジア、ナイジェリア、アルジェリアについで5位となっています。