[新型コロナウイルス]モロッコ衛生緊急事態をさらに2020年7月10日まで延長―緩和措置も発表[UPDATE]
モロッコ政府は、2020年3月20日から開始され、2020年6月10日までとしていた衛生緊急事態(ロックダウン)を30日間延長し2020年7月10日までとすることを発表しました。今回の延長で3回目となります。
今回の延長とともに、徐々に緩和措置もとられるとしており、最初の緩和措置が発表されました。
この措置は6月10日18時より実施されます。
緩和措置
ゾーン1とゾーン2に分けられ、ゾーン1に関しては自由に移動が可能となります。ただし、交通機関は各車両の受け入れ能力の50%を超えないこと、理髪店と美容院などは定員を50%にすることとしています。
ゾーン2は、家を出る際に許可証を必要とし、店は午後8時に閉まります。都市の公共交通機関の再開はされますが、各車両の受け入れ能力の50%を超えないこととしています。
ゾーン1
- オリエンタル地方
- ベニ・メラル=ヘニフラ地方
- ドラア=タフィラルト地方
- スス=マサ地方
- ゲルミン=オウィド・ノウン地方
- ラユーン=サキア・エル・ハムラ地方
- ダフラ=オウィド・エッ=ダハブ地方
- メディック・フニデク
- テトゥアン
- ファ=アンジャ
- アルホセイマ
- シェフシャウエン
- ウェザーン
- メクネス
- イフラン
- ムーレイヤコブ
- Sef Boulemane
- タウナート
- タザ
- ヘミセト
- シディ・カセム
- シディ・スリマネ
- セタット
- シディ・ベノール
- シーシャワ
- アル・ホウズ
- Kelâades S’raghna
- エッサウィラ
- ラムナ
- サフィ→7/5よりゾーン2指定に変更中。魚加工工場でのクラスターのため。
- ユスーフィア
ゾーン2
- カサブランカ
- モハメディア
- ラバト
- サレ
- スキラテテマラ
- タンジェ
- アシラ
- マラケシュ
- フェス
- ララッシュ
- エルハジェブ
- ケニトラ
- エルジャディーダ
- ノウアセウル
- メディウナ
- ベン・スリマン
- ベラシッド
2020年6月11日木曜日から全国レベルで再開することが認められている活動
- 産業活動
- 商業活動
- 工芸品-地元の活動と小さな職業
- 地元の商取引
- リベラルと同様の職業
- 毎週の市場の再開
リストから除外される活動
- 集団での行動
- 会議
- 祝祭
- 結婚披露宴
- 葬式
- レストランとカフェ
- ハマム(ムーア式浴場)
- 映画館や劇場など
6月15日追記:モロッコは6月20日よりさらにロックダウンの緩和を進め、10日ごとに緩和を進めるか否か判断をしていくとのことです。まずはゾーン2からゾーン1への移動許可、6月30日にはパンデミックの影響が最も少ない地域間の鉄道と航空交通の再開が予定されているとのこと。最終的には、8月末に全面解除を目指しているようです。
6月19日追記:6月24日の午前0時より、封鎖を解除する地域を拡大することを発表しました。