モロッコまでどうやって行く?[行き方別]メリット・デメリット

26/08/2018モロッコ旅行

成田空港

日本からモロッコまでは、残念ながら直行便がありません。
そのため、どこかの国を経由することになるわけですが、
1.モロッコだけを観光する場合
2.ヨーロッパの国も観光する場合
で日本からモロッコへの道のりが大きく変わります。

それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

モロッコだけを観光する場合

モロッコだけを訪れる場合、カサブランカのモハメド空港に到着するのが最も日本からの便数が多い行き方となります。その中でも下記の6つが主要な経路となります。
なお、新型コロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻により、航空券はのきなみ値上がりしています。

パリ経由(エールフランス)

[メリット]
・飛行時間が短い(日本→パリ約12時間+パリ→モロッコ約3時間=約15時間)
・日本からの本数が多い
・トランジット時間が短いことが多い
・成田空港発着だけでなく、羽田空港発着も選べる
・ラバトのラバト=サレ空港着という選択もできる ※フェズに行きたい場合はカサブランカの空港よりラバトの空港の方が便利です。

[デメリット]
・高い(エコノミークラスで約15万円から20万円)
・荷物を預けるとチケットがさらに高くなる
・飛行機の席が狭い

ドーハ経由(カタール航空)

[メリット]
・キャンペーンを狙うと安い(エコノミークラスで約10万円から19万円)
・預け荷物が23kg×2個まで ※エコノミークラスの場合
・日本からの本数が多い
・成田空港発着だけでなく、羽田空港発着も選べる
・飛行機の席が広い
・ドーハのハマド国際空港がとても広く飽きない。またトランジット時間が長い場合、無料でドーハ市内ツアーや宿泊のサービスを受けることができる

[デメリット]
・飛行時間が長い(日本→ドーハ約11時間+ドーハ→モロッコ約8時間=約19時間)
・トランジット時間が長い場合がある

アブダビ経由(エティハド航空)

[メリット]
・日本からの本数が多い
・トランジット時間が短いことが多い
・預け荷物がひとり40kgまで(個数制限なし) ※エコノミークラスの場合
・カサブランカ空港発着だけでなく、ラバト空港発着も選べる

[デメリット]
・飛行時間が長い(日本→アブダビ約12時間+アブダビ→モロッコ約8時間=約20時間)
・安い場合もあるが、高い場合もある(エコノミークラスで約13万円から20万円)

ドバイ経由(エミレーツ航空)

[メリット]
・預け荷物が
Saver 25kg
Flex 30kg
Flex Plus 35 kg
まで(個数制限なし)でわりと多い
※エコノミークラスの場合
※スペシャル料金の場合は20kgまで

[デメリット]
・高い(エコノミークラスで約15万円から20万円)
・飛行時間が長い(日本→ドバイ約11時間+ドバイ→モロッコ約8時間=約19時間)
・日本からの本数が少ない(毎日出ていない)
・トランジット時間が長い場合がある

イスタンブール経由(トルコ航空)

[メリット]
・安い(エコノミークラスで約12万円から17万円)
・預け荷物が23kg×2個まで ※エコノミークラスの場合

[デメリット]
・飛行時間が長い(日本→イスタンブール約12時間+イスタンブール→モロッコ約5時間=約17時間)
・日本からの本数が少ない(毎日出ていない)
・トランジット時間が長い場合がある

フランクフルト経由(ルフトハンザ)

[メリット]
・飛行時間が短い(日本→フランクフルト約12時間+フランクフルト→モロッコ約3時間=約15時間)
・日本からの本数が多い
・預け荷物が23kg×1個まで ※エコノミークラスの場合
・時期を選ぶと安い(エコノミークラスで約12万円から19万円)
・成田空港発着だけでなく、羽田空港発着も選べる

[デメリット]
・トランジット時間が長い場合がある

ヨーロッパの国も観光する場合

各ヨーロッパ諸国まで飛行機で約3時間で行けるのがモロッコの魅力のひとつでもあります。
逆にいえば、ヨーロッパ観光をメインにしてモロッコのノスタルジックな雰囲気にちょっと触れる、という楽しみ方もあります。

ヨーロッパのほとんどの国からモロッコへ簡単にアクセスできます。
ヨーロッパから訪れる場合は主に下記の3つのパターンがメジャーです。

ストップオーバーで訪れる

モロッコでのストップオーバーが可能なヨーロッパ行きのチケット、またはヨーロッパでのストップオーバーが可能なモロッコ行きのチケットを購入して訪れる方法です。
※ストップオーバーとは、複数航空路線の乗継をする場合において、乗継地点に24時間以上滞在すること

[メリット]
・日本でチケットを購入するので安心

[デメリット]
・高い
・基本、チケット購入時に日程を確定しなければならない
・基本、カサブランカ発着になる

ヨーロッパ各国のLCC(格安航空)で訪れる

日本からヨーロッパ行きのチケットを購入し、別途モロッコ行きのチケットを購入する方法です。

[メリット]
・マラケシュ、フェズ、カサブランカなど、モロッコで観光したい都市にヨーロッパ各国から直接訪れることができる
・安いと往復1万円で行けることも!
・ヨーロッパに到着後チケットを購入することも可能なので、臨機応変に日程を組むことができる

[デメリット]
・LCCなので、預け荷物代は別。荷物を預けるとあっという間に結構なお値段になってしまうことも
・遅れることは覚悟!

高くはなってしまいますが、もちろん、ナショナルフラッグ(日本でいうとJAL)の航空券を購入してもOKです。

船で訪れる

スペインのタリファまたはアルヘシラスからモロッコのタンジェ港に到着します(スペインから約1時間)。

[メリット]
・ジブラルタル海峡を渡る人気の訪れ方のひとつ。旅情感が半端ない!
・安い(大人1名片道 約4,000円〜5,000円)

[デメリット]
・スペインの南端の町タリファまたはアルヘシラスまで移動しなければならないので、バルセロナやマドリードから出発する場合、かなりのスペイン大移動になる
・モロッコへの入り口はタンジェ (船でモロッコのスペイン領セウタに到着し、そこから陸移動しても可能)。マラケシュなどに行きたい場合は、かなり遠くなってしまう。

ちなみにわたしが日本からモロッコへ帰る場合、最初は飛行時間が最も短いエールフランスを使っておりましたが、
・飛行時間が10時間を超えた頃から子どもが飛行機から降りたがる
・モロッコから日本へ行く際の荷物は少ないが、日本からモロッコへ戻る際の荷物の量が非常に多いため受託手荷物重量が多く個数制限がないことがかなりのメリットになる※ 23kg×2個までに変更
ということで、近年はもっぱらカタール航空
を利用しています。

※2022年5月現在の情報です。



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