[2020年版]モロッコのラマダンはいつ?旅行する際に注意したいこと3

25/01/2020Topics

2020年のラマダンは4月25日(土)から開始することが発表されました。終了予定は5月23日頃となっています。
ラマダン開始にあたり、標準時間はGMT+1時間からGMTに変更になっており、これは4月19日3時から5月31日2時までとなります。

なお、2020年のラマダン期間中は衛生緊急事態が発令されており、午後7時から翌日の午前5時までの夜間の移動が禁止されています。

 

そろそろゴールデンウィークの旅行計画をたて始める方も多いのではないでしょうか?
2019年のラマダンは、5月7日から6月4日まででした。

2020年は4月23日から5月22日と予想されており、今年もラマダンがゴールデンウィークに重なりますので、ゴールデンウィークにイスラム教の国へ行かれる方は注意が必要です。
モロッコもイスラム教徒が9割以上を占める国ですので、同じように注意が必要となります。

 

ラマダンとは

「ラマダン=断食」の意味と考えられることがありますが、正しくは「ラマダン=断食月」です。
イスラム教徒の義務のひとつである「断食(サウム)」を行う月となっており、約1ヶ月間行います。
ラマダンは西洋暦ではなくイスラム暦(ヒジュラ暦)で動いており、西洋暦に合わせると毎年10日ほど前倒される形になります。
また、月の満ち欠けで日程が決定されるため、直前まではっきりした日程はわからず、「2020年は4月23日から5月22日である」というのも、ずれる可能性があります。

ちなみに基本は、全てのイスラム教国で同じ日程で行われますが、2017年のラマダン終了は月の満ち欠けが確認できなかったとして、モロッコのみ1日延長されました。

断食中はずっと食べない?

ラマダン中はずっと食べない、と思われがちですが、「ラマダン中の日の出から日没の間まで食べない」ことを行うのが「断食(サウム)」です。
この間は、水一滴でさえ口にしてはいけません。

日没後から日の出までの時間、つまり夜中の間は食べても良いので、夜中の時間帯は多くのモロッコ人が起きて、物を口にしています。
この時期は、多くの男性が寝て時が過ぎるのを待つのとは正反対に、女性陣はその日のラマダン明けのために豪華な食事をがんばって作ります。もちろん、味見はNG。
いつもより豪華な食事を夜通し食べることになるので、痩せるどころか太る人が多いのもこの時期です。
アラビア語のクックパッドの検索数が伸びるのもラマダンだそうです。

ちなみに、妊娠中の女性、生理中の女性、病人、旅行中の人、子どもは断食をする必要はありません。
子ども以外は、できるようになってから断食をしなかった日数分、断食を行うことになります。

ラマダン中のケンカ、性行為は禁止されています。

 

交通機関

飛行機、電車、バス、タクシーなどは通常通り動いています。

ただしプチタクシーについては、イフタール(その日のラマダン明け最初の食事)の時間前は、家路に急ぐ運転手が多く、同じ方向でないと乗せてくれないことがあります。
また、イフタール開始から約2時間は、町は人っ子一人いな状況になります。タクシーもいません。

※モロッコでは2018年から通年サマータイムとなり中央ヨーロッパ時間になりましたが、ラマダン期間中は1時間遅い西ヨーロッパ時間になることが継続されことが発表されました。
飛行機、電車、バスの出発時間にはくれぐれもお気をつけください。

ツアーの催行やホテルの営業は?

砂漠ツアー、シェフシャウエンツアーなど各ツアーは通常通り催行されています。
ただし、行った先で、お店やレストランが閉まっている、ということがあり得ます。
砂漠ツアーであれば、お店めぐりを目的とする行程ではないため、ラマダン時期でもそれほど困ることはないでしょう。

ホテルも通常通り、営業しています。

 

ラマダンの際に注意したいこと

レストラン・ショップの開店時間

レストランはもちろんのこと、お土産屋などのショップも開店時間は極端に短くなります。

メディナなどの観光地

観光地も例外ではありません。
観光地では、いつもは10時くらいには開くお店が11時くらいから開きはじめ、通常は閉まらないお店でも14時から16時くらいには閉まります。
多くの場合、再度、店が開き始めるのは、日没後のラマダンが明けてからの時間です。

観光地以外

観光地以外では、朝8時半くらいからやっているハヌートは10時過ぎくらいに開き始め、いつも売られている焼きたてのパンが売られなくなります。
もちろん、カフェ、レストランは完全に閉まり、日没後まで開くことはありません。
ショッピングセンターやスーパーも開店時間が短くなります。
ショッピングセンター内では、洋服店などが開いていたとしても、レストランやカフェは閉まっています。
なお、お酒も購入できなくなります。

食べ物の用意

観光地では手に入ることがありますが、観光地であっても確実にお店が開店しているとはいえないのがこの時期です。
最低限のお水、食べ物は確保しておきましょう。

また、レストランが開いていたとしてもタジンなどの通常のメニューは提供されず、ラマダン用の食事となる場合もあります。

モロッコ人への対応

観光客が何か飲んでいたり食べていたとしても、モロッコ人は気にしません。
とはいえ、お腹がとても空いていたり、喉が乾いている状態の目の前で、何かを口にしている人を見るのはとても辛いこと。
砂漠ツアーなどで運転しているドライバーも食べていません。
車内で食べ物の匂いをさせないようにしたりと、できれば気を配りたいものです。

 

ラマダン明け

ラマダン明けに食べられるデーツ

その日のラマダン明けの最初の食事であるイフタールの時間から約2時間は、みんなその日最初の食事を楽しむため家に帰るので、町にはびっくりするほど誰もいない状況になります。
イフタールを終えた約2時間後くらいから、徐々に人が町に現れだしお祭りのように賑やかになります。
ラマダン時期は、いつも以上に夜中まで子供も大人も夜遅くまで町に繰り出しています。

その日一日のラマダン明けにはまずデーツを食べ、栄養たっぷりのジュースやハリラスープを飲みます。
旅行していると、多くのモロッコ人に「イフタール(ラマダン明けの食事)を一緒に食べよう!」と誘われることが多くなるのもこの時期です。
モロッコ人にとってイフタールは、1日の苦行を終えたご褒美のようなもの。嬉しくてたまらず、喜びをわかちあいたいんですね。

ラマダン27日目には最も豪勢な食事がふるまわれ、ラマダンが明けた2日間はモロッコは休日となります。

 

旅行には向かないラマダン期間ではありますが、文化の一面を見るという点では良いかもしれません。

なおラマダン中は、やはりイライラするのか、交通事故が増えるともいわれる時期です。
道を渡る際などは気をつけてください。
またイフタールの時間は、町に警察官もいなくなるため、この時間帯の外出者を狙った窃盗・強盗等が起きています。
この時間帯はホテル内などで、待機するようにしましょう。

 

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