[アフリカ航空会社初]ロイヤル・エア・モロッコ ワンワールドへの加盟決定!
07/12/2018モロッコからの旅行
モロッコのナショナルフラッグである
ロイヤル・エア・モロッコ(Royal air Maroc)。
2020年半ばに航空会社アライアンスのひとつであるワンワールド(one world)へ加盟することが決定しました。
アフリカの航空会社では初めてとなります。
今まで、カタール航空のコードシェア便でロイヤル・エア・モロッコに乗った場合、カタール航空(またはワンワールドチーム)のマイレージに加算されることはありましたが、ロイヤル・エア・モロッコを利用してもワンワールドへのマイレージは貯まりませんでした。
そもそもワンワールドって?
ワンワールドは航空会社アライアンスのひとつ。
2018年現在、航空会社アライアンスにはスターアライアンス、スカイチーム、ワンワールドチームの3連合があります。
加盟アライアンス数でいうと、ワンワールドは全13社で、スターアライアンス、スカイチームに続く第3位となっています。ここにロイヤル・エア・モロッコが加われば、14社になることになります。
<2018年現在 ワンワールド加盟航空会社>
・アメリカン航空
・ブリティッシュエアウェイズ
・キャセイパシフィック
・フィンランド航空
・イベリア航空
・日本航空
・LATAM
・マレーシア航空
・カンタス航空
・カタール航空
・ロイヤルヨルダン航空
・S7 Airlines
・スリランカ航空
アライアンス提携航空会社の飛行機を使うことにより、利用者は
・提携航空会社のフライトでもマイルを貯めることができるようになる
・特典航空券を利用できるエリアが広がる
・ひとつのマイレージ会員で上級会員になれば、提携航空会社の空港ラウンジを利用できるようになったり、預け入れ手荷物の優遇を受けることができるようになる
など、多くのメリットがあります。
ロイヤル・エア・モロッコの就航都市
ロイヤル・エア・モロッコは現在55機を保有し、2017年には730万人が利用、49カ国94都市に就航しています。
アフリカ諸国、ヨーロッパ諸国、アメリカ、南米、中近東諸国に就航しています。
もちろん、モロッコのナショナルフラッグなので、モロッコ各都市も網羅されています。
日本には就航していないので日本人には馴染みの薄い航空会社かと思いますが、カタール航空とはかなりの頻度でコードシェア便を出しているので、カタール航空でモロッコへ訪問する場合、ドーハからカサブランカ、またはカサブランカからドーハまで、ロイヤル・エア・モロッコに搭乗される方は多いと思います。
ロイヤル・エア・モロッコのマイレージプログラム
ロイヤル・エア・モロッコの独自のマイレージプログラムは
「Safar Flyer」です。
ブルー、シルバー、ゴールドのランクがあり、上級ランクになればなるほど、受けられる特典が多くなります。
家族会員制度もあり、家族全員のマイルを同じアカウントで貯めることができます。
マイレージ加算率
旅行クラス |
ブッキングクラス |
貯まるマイルの割合 |
ビジネス |
J・C・D |
200% |
Z |
– |
エコノミー |
I・M・Q・O・K・H・T・V・X・L・R・U・W・P・G・S |
100% |
Y・B |
120% |
E・N |
– |
提携航空会社
「Safar Flyer」での2018年現在の提携航空会社は
です。
現在でもこの3社であれば、「Safar Flyer」のマイルを使って特典航空券やビジネスクラスへのアップグレードを行うことができます。
有効期限
個人アカウント : 3年間
ファミリーアカウント: 5年間
ロイヤル・エア・モロッコのワンワールド加盟のメリット
フェズからカサブランカ、フェズからマラケシュなどのモロッコ国内間移動、または、モロッコからヨーロッパへの移動でロイヤル・エア・モロッコを利用した場合に、当然ながらワンワールド加盟航空会社のマイレージを貯めることができるようになります。
また今後は、ロイヤル・エア・モロッコに搭乗し「Safar Flyer」でマイレージを貯めたとしても、JALやブリティッシュエアウェイズでマイレージを利用できるようになります。
※2020年1月追記 :
2020年4月1日からロイヤル・エア・モロッコが正式にワンワールドメンバーになることが確定。
4月1日からロイヤル・エア・モロッコを使用してもワンワールド(Oneworld)フリークエントフライヤーは、ワンワールドの特典を利用できるようになります。また、ロイヤル・エア・モロッコの「Safar Flyer」プログラムのメンバーは、ワンワールドメンバー航空会社の特典を利用できます。
参考:
MOROCCO WORLD NEWS
※2020年1月現在の情報です。