モロッコ人との婚姻手続き 〜モロッコが先の場合

09/12/2018婚姻手続き

私自身は日本で先に婚姻届けを出したのですが、今後モロッコに住む予定があるのであれば、モロッコで先に婚姻届けを出すことを心からお勧めします。

日本にずっと住む予定で、日本での婚姻手続きを早々に済ませたいのであれば、日本で婚姻届けを先に出した方がスムーズです。
モロッコで先に婚姻手続きを済ませようとすると少なくとも1ヶ月かかり、モロッコに1ヶ月以上は滞在する必要があるからです。
ちなみに、この1ヶ月とは、書類が全て揃ってからかかる期間と考えた方がいいです。
日本で仕事をしていると、それはなかなか不可能でしょう。

ただ、モロッコに移住することになったとき、日本で先に婚姻届けを出したことを後悔するかもしれません。
とにかく、婚姻のモロッコへの事後報告について、しっかり理解しているモロッコ人の役人がほとんどいない。
こちらに聞いてはあれを用意しろと言われ、あちらに聞いてはこれではダメ、と言われ…。
そして、この事後報告がうまく行かないと、モロッコでの滞在許可証を申請することができないのです。

在モロッコ日本大使館のサイトの「モロッコ人との婚姻手続きの流れ」にも下記のようにあります。

日本の市町村役場に婚姻届を提出し婚姻関係になったあとで,モロッコ側の婚姻手続(モロッコに対する報告的届出)を行う場合、モロッコ側が要求する書類が入手できず婚姻の手続きができなくなる場合がありますので,先に日本で婚姻手続をしたい場合は,東京にある在日本モロッコ王国大使館に相談して下さい。

〜在モロッコ日本大使館の「モロッコ人との婚姻手続きの流れ」から抜粋

こちら、心底事実です。

しかしながら、モロッコでは各都市によって必要書類が異なったりするので、相談したとしても在日本モロッコ王国大使館も詳細をわかっていないのが現状です。

というわけで、モロッコに住む予定があるのであれば、なんとか、モロッコで先に婚姻届を出すことをお勧めします。

 

大まかな流れ

  1. 必要書類を確認する
    婚姻するモロッコ人が居住する町の第一審裁判所の家庭部(service de la famille)で、婚姻に必要な書類を確認します。
  2. 必要書類を用意する
  3. 結婚するモロッコ人の居住する町にある第一審裁判所(家庭部)に必要書類を提出する
  4. 第一審裁判所(家庭部)で「婚姻証書」を受領する
  5. 日本の市区町村役場に婚姻届を提出する
    各市町村役場によって必要書類が異なる場合があります。日本にいる間に市区町村役場に婚姻手続きに必要となる書類を確認しておきましょう。
    在モロッコ日本大使館でも婚姻届を受理してもらえますが、日本国内での手続きに比べ時間を要します。

まずは、結婚するモロッコ人が居住する町の第一審裁判所の家庭部に行き、必要書類を確認します。
それからは、ラバトの在モロッコ日本大使館に何度か行くことになります。

結婚するモロッコ人の居住する町がラバトから遠い場合、あらかじめ在モロッコ日本大使館に相談すると、書類によってはFAXなどで申請を受理してくださり、受け取り時だけラバトの在モロッコ日本大使館に行けば良いように対応してくれる場合があります。

日本に後日、婚姻届を提出する場合には、モロッコで発行された「婚姻証書」が必要になります。
この「婚姻証書」はアラビア語になります。
日本の市区町村役場に確認した上で、アラビア語書類を受理してくれない場合は、モロッコの翻訳事務所で英語、またはフランス語に翻訳してもらっておきましょう。
ただし、モロッコでは英語翻訳できるところはわずかです。
英語翻訳の書類が必要と言われた場合は、まずは、モロッコでフランス語に訳し、それをまた日本で英語に翻訳してもらう必要があります。

いずれも翻訳した後は公式書類として認証してもらう必要があります。
日本では公証役場で認証してもらえますが、モロッコの場合は、認証も兼ねる専門の翻訳事務所に翻訳をお願いしましょう。

 

必要な書類

下記、モロッコ人と婚姻する日本人が用意する書類です。
提出するモロッコの町によっては、必要ないもの、またはさらに必要となってくる書類があります。
必ず、婚姻するモロッコ人が居住する町の第一審裁判所の家庭部に必要書類を確認してください。
また、モロッコ人も別途、独身証明書、出生証明書を用意する必要があります。

日本で用意するもの

  1. 3か月以内の戸籍謄(抄)本
    1~3通。多めに用意しておいた方が安心です。
  2. 日本の警察証明書 (Certificat de casier judiciaire au Japon)
    日本国大使館でも申請できますが、申請から交付まで6~9週間程度の時間を要します。

モロッコで用意するもの

在モロッコ日本大使館に申請するもの

  1. 出生証明書 (Acte de naissance)
  2. 婚姻要件具備証明書 (Certificat de capacité matrimoniale)
  3. 国籍証明書 (Certificat de nationalité)
  4. 離婚証明書 (Certificat de divorce)
    本人に離婚歴がある場合に必要です。
  5. 配偶者の死亡証明書 (Certificat de décès de l’ex-conjoint)
    元配偶者が死亡している場合に必要です。

いずれもフランス語で用意してくれますが、アラビア語の書類が必要と言われる場合があります。
その場合は、指定された翻訳事務所でアラビア語に翻訳してもらう必要があります。

モロッコの法務省に申請するもの

  1. モロッコの犯罪経歴証明書 (Certificat de casier judiciaire au Maroc)
    犯罪経歴証明書の申請時には日本国大使館発行の出生証明書の写しが必要です。

モスクで申請するもの

  1. イスラム教への改宗証明書 (Certificat de conversion à l’Islam)
    ・男性の場合
    イスラム教徒でない男性は、モロッコ人女性と婚姻手続はできません。
    イスラム教へ改宗し、証明書を取得する必要があります。
    ・女性の場合
    イスラム教、ユダヤ教、キリスト教以外の宗教徒はモロッコ人男性と結婚できません。
    上記3種の宗教のうち、いずれかに改宗し、証明書を取得する必要があります。
日本でイスラム教の証明書をもらう場合、モスクに行き婚姻の儀を行い、その上で証明書代(約2万円)を支払うと受け取ることができます。ただし、必ず、アラビア語に翻訳されたものを用意しましょう。
モロッコのモスクで用意した方が安心だと思います。

 

病院で申請するもの

  1. 健康診断書 (Certificat médical)
    モロッコ国内の指定された病院で「婚姻のための健康診断」を受けて診断書を作成してもらう必要があります。

その他

  1.  顔写真 (Photo d’identité)
    最近のものが4枚
  2. パスポートのコピー (Photocopie de passeport)
    顔写真が記載されたページのほかに、モロッコの入国スタンプが押されたページも必要です。
  3. 職業・収入証明書 (Certificat de travail)
    多くの場合、銀行が発行する預金残高証明書等で代用できます。
  4. 在留証明書 (Certificat de résidence)
    日本以外の国に居住している場合は提出を求められることがあります。居住国の日本国大使館または総領事館が発行。

 

在モロッコ日本大使館で発行してくれるものは、さすが日本!と思えるくらいスムーズに手に入ります。
問題は、モロッコで発行してもらう書類です。
時間がかかっても、こんなものだとおおらかに構えましょう。
ちなみに、病院でもらう健康診断書はびっくりするほどあっさりもらえると思います。

参照:在モロッコ日本大使館ホームページ

 

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