【モロッコ人と国際結婚】国籍はどうなる?子どもの国籍は?
国際結婚をした際に気になるものに国籍があります。
モロッコ人と結婚した場合、国籍はどうなるのでしょうか。
結婚後の国籍のパターン
モロッコ人との国際結婚の国籍のパターンとして、下記のパターンが考えられます。
<日本人男性がモロッコ人女性と結婚した場合>
日本人男性:日本国籍のまま
外国人女性:外国籍のまま
<日本人女性がモロッコ人男性と結婚した場合>
2つのパターンがあります。
- モロッコ人男性:モロッコ国籍のまま
日本人女性:日本人国籍のまま - モロッコ人男性:モロッコ国籍のまま
日本人女性:モロッコ人国籍に変更
2を選択する場合は、手続きが必要となります。
この他、イランのように、女性が必ず相手の国籍に変更して日本国籍を捨てなければならいない国もありますが、モロッコでは変更は必須ではありません。
二重国籍について
2019年3月現在、モロッコでは二重国籍が認められていますが、日本では二重国籍が認められていません。
そのため、日本人がモロッコ人の国籍を取得したい場合は、日本の国籍を捨てることになります。
子どもの国籍
モロッコ人との子どもが生まれた場合、生まれた時点では、子どもは日本とモロッコの2つの国籍を持つことになります。
2019年3月現在、2つ以上の国籍をもつ子どもが日本の国籍をもち続けたい場合は、22歳までに国籍を選択する必要があり、市区町村役場へ「外国国籍喪失届」を提出する必要があります。
国籍を選択するということ
「国籍」は、アイデンティティーを保つ上で大きな役割を占めるもののひとつでありますが、海外で暮らしていると、「国籍」がアイデンティティーの問題以上に、手続き上、非常に重要なものになってきます。
最も関係してくるのは、滞在ビザ。
滞在する国の国籍を持っていないということは、必然的に滞在ビザの申請が必要になります。
多くの場合、ビザの申請はやっかいですので、いっそのこと滞在する国に帰化して国籍を取得してしまいたくもなりますが、帰化する手続きもなかなかやっかいです。
また、帰化するということは、日本の国籍を捨てるということ。
すなわち日本のパスポートが使えなくなるということでもあります。事前のビザ申請なく行ける国が世界トップの日本のパスポートを使えなくなるだけでなく、日本に入国するにもビザ申請が必要となっていまいます。
日本に暮らしていたときは、自分の国籍についてあまり考えることはなかったのですが、海外で暮らすことによって、国籍の重要性、国籍をもつ重要性、どこの国籍であるか?についての問題について、考えさせられることが多くなりました。