[日本への一時帰国者必見]スマホ決済(○○ペイ)を選ぶ際の2大ポイント
毎年夏に日本へ一時帰国する際、日本で流行しているものはなんだろう?と思いながら帰ってきます。
昨年2018年、モロッコから日本へ一時帰国した際、日本で流行していたのは”アイコス(電子タバコ)”でした。
さて、今年2019年はなんだろうと思って帰ってきてみると、”○○ペイ”つまりスマホ決済が日本を席巻していました。
タピオカドリンクもかなり世の中を賑わせていますが、やはり、何が一番か?と聞かれたらスマホ決済になるのではないでしょうか。
さてこのスマホ決済、すでにかなりの数のサービスがあるにもかかわらず、いまだに次から次へと新しいサービスが出てきています。どれを選べばいいのか、そもそも利用した方がいいのか、というのは、一時帰国者ならずとも、日本に住んでいる人でさえ迷うようです。
そんなわかりづらいスマホ決済を、日本への一時帰国者がわざわざ利用すべきなのでしょうか。
一時帰国者でもスマホ決済は利用すべきか?
答えは「イエス」です。
特に、下記2つに当てはまる方は、スマホ決済を取り入れるべきだと思います。
1. 支払いが主にクレジットカード
日本にいる間、現金ではなくクレジットカードを利用することが多いなら、スマホ決済は断然おすすめです。
わたしの場合、日本にいる間、わざわざ日本円を銀行から引き出すのも面倒くさく、ポイントが貯まるということもあり、決済には通常クレジットカードを利用しています。
しかしクレジットカードは、利用する際わざわざお財布からカードを取り出し、サインまたは暗証番号を入力しなければなりません。
スマホ決済なら、この煩わしさを軽減してくれます。
スマホを取り出して、ピッとすれば終了です。
スマホ決済を利用するまでは、カードを財布から取り出して暗証番号を入力するくらいたいした面倒ではなく、スマホをかばんから取り出すことを考えれば、たいして手間は変わらないのではないかと思っていたのですが、実際利用してみると、このちょっとの手間が省けるだけでかなりスムーズな会計となると感じます。
2. コンビニをよく利用する
2019年8月時点ではスマホ決済できない店もまだまだありますが、多くのコンビニではスマホ決済が可能です。
私自身はあまりコンビニをあまり利用しないのでそれほど恩恵はないのですが、2019年の夏時点では、コンビニとスマホ決済サービスが協賛してたくさんのキャンペーンを行っています。
そのため、ポイントでキャッシュバックされる機会が多く、お得に買い物をすることが可能になっています。
一時帰国者がスマホ決済を選ぶ際の2大ポイント
一時帰国者でもスマホ決済の利用をおすすめするわけですが、かなり多くのサービスが出ているためどのサービスを選べばいいのか迷ってしまうに違いありません。
一時帰国者がスマホ決済(○○ペイ)を選ぶ際には、2つのポイントが重要です。
ポイント1. クレジットカードでの支払ができる
スマホ決済の支払いには主に3つの方法があります。
- 前払い方式(プリペイド、チャージ)
「Suica(スイカ)」「WAON(ワオン)」「Edy(エディ)」などのプリペイド式の電子マネーのように、事前にチャージする方法です。 - 即時支払い方式(リアルタイムペイメント)
「デビットカード」のように、登録してある銀行口座の残高から引き落とされる方法です。 - 後払い方式(ポストペイ)
登録しているクレジットカードから、引き落とされる方法です。
一時帰国者であれば、できれば1番の前払い方式は避けたいところです。
なぜなら、チャージしたお金が使いきれずに余ってしまうと、次に日本に来るまで使えないお金を保有することになるためです。
また、チャージしたお金に有効期限が設定されることがほとんどです。それまでに日本に帰ってこないとなるとチャージしたお金が無駄になってしまうのです。
2番の即時支払方式か、3番の後払い方式がおすすめですが、スマホ決済でもクレジットカードのポイントが貯まることを考えると、3番の後払い方式が最もおすすめです。
ポイント2. 利用できる場所が多いサービスを選択する
せっかくスマートフォンにスマホ決済のアプリを入れても使える場所がなければ意味がありません。
現在、サービスによって利用できる場所の数はかなり差があります。
利用できる場所が多いサービスを選択しましょう。
おすすめのサービスとメリット&デメリット
乱立しているスマホ決済ですが、今回は、
- PayPay
- LINE Pay
- QYICK pay
- iD
- メルペイ
- 楽天ペイ
のメリット、デメリットを比較してみます。
還元率が高い!「PayPay(ペイペイ)」
2018年12月に行われた「100億円あげちゃうキャンペーン」がかなり話題になったので、海外に住んでいても聞いたことがあるのがPayPayではないでしょうか。
決済方法
- 銀行口座またはヤフーカードからのチャージ
- Yahoo!マネー
- クレジットカード
メリット
- 支払い方法の選択肢が多い
- 利用できる場所が多い
- Yahoo!JAPANカードを支払い方法に設定すればポイント還元が3%
PayPayの支払い方法をYahoo!JAPANカードからの引き落としにしておけば、なんと還元率が3%(※)。
しかもTポイントもたまります。
Yahoo!JAPAN以外のクレジットカードからの引き落としでも 0.5%還元されます。
※ただし、「1回の支払いにおける付与上限」は15,000円相当、「1カ月の付与合計上限」は30,000円相当。 - キャッシュバックキャンペーンが行われることが多い
デメリット
Yahoo!JAPANカードを支払い方法に設定すればポイント還元が3%、その他のクレジットカードでも0.5%還元されるのが魅力のPayPayですが、ポイントが還元されるのが翌月です。
帰国したあとにポイントが付与され、ポイントの有効期限内に帰国しないとなると、ポイントの恩恵を受けられないということになります。
※PayPayの支払いに設定したクレジットカードに独自のポイント制度がある場合は、PayPayのポイントは貯まりません。
LINE利用者なら専用アプリいらず「LINE Pay」
LINEが提供する決済サービス。
決済方法
- 銀行口座、コンビニからのチャージ
メリット
- LINEを利用するので、LINEをすでに利用している場合、新しいアプリをダウンロードする必要がない
- 利用できる場所が多い
デメリット
- 決済方法がチャージのみで、クレジットカード決済ができない
対応クレジットカード会社が多い「QUICPay」
2005年から電子決済サービスを展開しているQUICPayのスマホ決済版。
決済方法
- クレジットカード
- デビットカード
- プリペイドカード
メリット
- 対応カード会社が多い
デメリット
- 利用できる場所がPayPayやLINE Payと比べると少ない
- キャンペーンが少ないので還元が少ない
利用できる場所が多い「iD」
NTTドコモと三井住友カードが開発した電子決済。
決済方法
- クレジットカード
- デビットカード
- プリペイドカード
メリット
- 利用できる場所が多い
デメリット
- iD対応のクレジットカードやデビットカードが必要
- キャンペーンが少ないので還元が少ない
メルカリ利用者なら「メルペイ」
フリマアプリで有名なメルカリが展開するスマホ決済サービス。
決済方法
- メルカリの売上金からの支払い
- 銀行口座からのチャージ
メリット
- メリカリアプリを利用するので、メリカリアプリをすでに利用している場合、新しいアプリをダウンロードする必要がない
- 電子決済サービスiDと連携しているので、iDサービスを利用できるところであればメルカリペイの利用可能。そのため利用できる場所が多い
- メルカリの売り上げ金やポイントを利用できる
今まではメルカリの売上金を指定した口座に入金する場合、手数料が必要でした。メルペイを利用すれば手数料なく売上金を利用できるので、特にメルカリを頻繁に利用する人にとっては、メルペイは利用価値の高いサービスでしょう。 - 頻繁に発行されるメルペイ限定のクーポンを使える
デメリット
- クレジットカードでの決済ができない
- メルカリを利用しなくても利用できるメルペイですが、メルペイを利用した方がよりメリットを享受できることを考えると、メルカリを利用していない人にとっては、選択肢からはずれてしまうかもしれません。
楽天カードを持っているなら「楽天ペイ」
楽天グループが提供するサービス。
決済方法
- クレジットカード
メリット
- 200円利用ごとに1ポイント還元
- 楽天カードを支払い方法に設定するとさらに利用100円ごとに1ポイント獲得
- 楽天の期間限定ポイントもRakuten Payで利用可能
デメリット
- スマホ決済の中でも最も利用できる店舗が多いとうたっているが、インターネットショッピングや小規模店で利用できる場所が多いものの、町中のチェーン店で利用できる場所がPayPayやLINE Payと比べると少ない
一時帰国者に最もおすすめサービスは?
- クレジットカードを支払い方法に設定できる
- 利用できる場所が多い
という2点を考慮すると、
- PayPay
- iD
が最もおすすめのサービスといえるでしょう。
頻繁に帰国し、貯めたポイントを利用できる目処があるのであれば、PayPayが最もおすすめです。
ただし、利用できる場所がそれぞれのサービスで異なるので、できるだけスマホ決済で済ませたいと思うのであれば、いくつかのスマホ決済サービスを利用できるようにしておくとよいでしょう。
※2019年8月現在の情報です。