[ 体験談]モロッコで中華料理店に行ってみた
モロッコ人は非常に衣食住に保守的なので、観光地に限らずモロッコにあるレストランは
- タジンを主としたモロッコ料理店
- ハンバーガーやサンドウィッチなどを出すレストラン
がほとんどです。
カサブランカやラバト、マラケシュでは、和食や中華のレストランを他の都市よりは見かけますが、それでも、日本人からしたらないに等しいと感じるのではないでしょうか。
市場やスーパーに行っても和食や中華の食材をふんだんに手に入れることができるわけでもないので、必然的に食べる機会は減ります。
特に我が家では和食を作ることを優先に日本から調味料などを調達するので、モロッコで中華料理を食べる機会はほとんどありません。
フェズにある中華料理店
そんな中、フェズにある数少ない中華料理店に行ってきました。
1年ほど前にフェズのブージュルード門入ってすぐあたりにできた中華料理店の本店です。
フェズの観光地の主たるメディナの中に中華料理店ができたのか!と驚きましたが、最近は中国からの観光客が非常に増えているので需要があるのでしょう。
もちろん豚肉はなし!のメニュー
モロッコはムスリムの国なので、豚肉は食べることができません。
一部のスーパーで豚肉のハムは売っていますが、生の豚肉は売っていません。
そのため、中華料理といえば豚肉を使った料理がすぐに思い浮かびますが、豚肉の料理はありません。
代わりに目立つのが、羊肉のメニューです。
価格は1品600円から900円くらいが相場となっており、モロッコ人からすると決して安くはありません。
店内の様子
店内はまさに中華料理店です。
わたしが行った際は、お客様は全員中国人でした。
でもスタッフはみんなモロッコ人。
厨房にいる人だけが中国人のようでした。
味は…?
中華料理に飢えていたので、ほぼ一人で食べることになるにもかかわらず、
- 牛肉の炒め物
- 春巻き
- チャーハン
を頼みました。
さすが、外国です。
1皿2〜3人前はあります。
隣の席にいる6人ほどで来ている中国人を見てみると、おかずになる料理を2〜3皿頼み、白米を別途頼んでいます。
「なるほど。たしかに、中華料理には白米だ。」
と感心しながらも、ちょっと多く頼み過ぎたことに後悔。
でも大丈夫。モロッコでは、頼めばほとんど全ての料理を持ち帰り用に包んでくれます。
味は、非常に脂っこい。
これにつきます。
味は悪くはないけれど、非常に脂っこい。
一人で大量に頼んでしまったこともあり、当分中華料理はいいや、とある意味、満たされました。
モロッコに旅行で訪れると「毎日タジンで飽きた…」ということもあるでしょう。
そんな時は、訪れてみるのもいいかもしれませんよ。