青の町シェフシャウエンの歴史と裏の顔
シェフシャウエンの歴史
シェフシャウエンは人口約4万人のとても小さな町です。
「シャウエン」とはアラビア語で「角」を表します。
青く広がる町を擁するリフ山脈の南麗ティスカ山(2,025m)とメッグ山(1,616m)の峰が2本の角のように見えるために名付けられたと言われています。
シェフシャウエンは1471年にMulayAlíBen Rachidによって、ティトゥアンとフェズ間の商業ルートを確保しポルトガル人からの侵略を防ぐための要塞として設立されました。
15世紀から17世紀にはレコキンスタにより、モリスコ(カトリックに改宗したイスラム教徒)とユダヤ人がスペインから逃れてきて定住。そして繁栄しました。
1920年にはスペインに占領されスペイン領モロッコとなりましたが、1956年に再びモロッコの都市となりました。
モロッコの中では比較的新しい町と言えます。
シャフシャウエンの裏の顔
モロッコは大麻、大麻樹脂の最大生産国として知られていますが、その最大の生産地がシェフシャウエン地方です。
街の至るところに大麻樹脂の売人がおり、大麻樹脂をとても簡単に手に入れることができます。
スペインに近いモロッコの街タンジェや、モロッコに隣接しているスペインの街セウタとも近いため、多くのスペイン人が大麻樹脂のために訪れる街でもあります。
シェフシャウエンを歩いていると「大麻を買わないか」と声をかけられることも少なくありません。
しかし、モロッコでも大麻は違法です。
決して購入したり受け取ったり、もちろん利用することはやめましょう。
シェフシャウエンは観光地として過ごすのであれば決して危険な街ではありません。
海外だからといって足を踏みはずすことがないようお気をつけください。