モロッコ・タンジェの観光基本情報―両替・タクシー・レストラン…
スペインからの窓口にもなるタンジェ。
スペイン人も多く住み、アラブの文化とヨーロッパの文化が交錯しているモロッコの中で人気の町のひとつです。
タンジェを訪れる際に知っておくと便利な基本情報をまとめました。
タンジェ ヴィラ駅(Gare Tanger Ville)
2018年にモロッコ高速列車TGVの開通とともに建てられた新しい駅です。
列車でタンジェを訪問する場合は、この駅に到着します。
逆に列車でタンジェからフェズ、ラバト、カサブランカなどに行く場合はこの駅を利用します。
1階には切符売り場、電話会社のORANGE、カフェ、婦人服のMARUWA、薬屋、化粧品、スターバックスが入っています。
2階にはフードコートがあります(2019年1月現在はマクドナルドのみオープン)。
Wifiは列車に乗るための待合室近くの一部エリアのみで、出口近い場所では通じません。
駅前には、右手にヒルトンとIBISホテル、ショッピングモールがあります。
そのショッピングモールの中に、スーパーマーケットのACIMAが入っているので、必要なものがあれば、ここでそろえることができます。
タクシー
白いグランタクシーと緑に黄色の線が入ったプチタクシーが走っています。
グランタクシーもプチタクシーと同じくらいたくさんいますが、市内を巡るのであればプチタクシーを利用しましょう。
マラケシュと違い、メーターをまわしてくれない、ということはほぼありません。
駅前、旧市街周辺、グランドソッコあたりであれば、捕まえるのは簡単です。
初乗りDH1.60。
ヘラクレスの洞窟などのタンジェ郊外に行く際は、プチタクシーでは連れて行ってもらえないのでグランタクシーを利用します。
旧市街(メディナ)への行き方
タンジェ・ヴィラ駅やタンジェ市内から旧市街(メディナ)までは、プチタクシーを利用しましょう。
白いグランタクシーに乗ってしまうと高くつくので注意が必要です。
駅前から旧市街の中心であるグランドソッコまでへはプチタクシーで約DH10。
タクシーの運転手に行き先を伝える際、「メディナ」と言っても、メディナが広すぎて「どこに連れて行けばわからない」と言われてしまうのがオチなので、「グランドソッコ」など目印となる場所を指定しましょう。
言語
意外なことに、英語はあまり通じません。
フェズでは、「英語とフランス語どっちだ」と聞かれることが多いですが、ここでは、「スペイン語と英語とフランス語どれだ」と聞かれることが多いです。
スペイン人が多いだけあって、スペイン語が通じますが英語はあまり通じません。
タンジェ ヴィラ駅に行きたい場合は、「トラン(電車)」または「ガレ タンジェ (タンジェ駅)」というと通じます。
レストラン
モロッコの内陸にあるフェズなどと違い、海辺だけあって至るところにシーフードレストランがあります。
チキンタジンやチキンケバブのほか、シーフードタジンやシーフードのフライを簡単に食べることができます。
どのレストランもそれほど高くはありません。
一人DH100もあれば、プチサラダ、タジンを食べることができます。
両替所
銀行が至るところにあり、両替をすることができます。
ユーロはもちろん、日本円も両替可能です。
ホテルでは支払いにユーロを使えることも。
町の特徴
坂が非常に多い
新市街から旧市街まで行くにはかなりの急な坂を登ります。
旧市街内のホテルをとっていて、荷物が多い場合は、タクシーに乗ってホテルへ向かうことをおすすめします。
ちなみに、フェズの旧市街と異なり、タンジェでは旧市街(メディナ)内でもタクシーが走ることができます。
猫が多い
どこの町も、モロッコは非常に猫が多い国ですが、タンジェは他の都市と比べても非常に猫が多い町です。
猫好きの方には楽しい町ではないでしょうか。
Free Wifiが通じるところが少ない
マラケシュやフェズなどと比較するとFree Wifiが通じる場所が少ない印象です。
駅前のショッピングモールでもFree Wifiを使うことができませんでした。
Free Wifiを使いたい場合は、Free Wifiマークがあるレストランやカフェを選びましょう。