海外在住者におすすめ!年会費無料クレジットカード2選+Wiseデビットカード

29/01/2024モロッコ移住

※この記事には一部アフィリエイトを含みますが、記事内容は「モロッコ百科」の見解です。

海外在住でも、現地のクレジットカードを利用せず、日本のクレジットカードを利用するという方も多いかと思います。

しかし海外移住するとなると、これまでの生活習慣と変わるため、今までお得だったクレジットカードの特典が特に効果を発揮しないということも起こり得ます。

わたしもモロッコへ引っ越す前は、年会費を払ってマイレージが多く貯まるクレジットカードを使用していましたが、往復が日本起点にならなくなったことによって利用するマイレージが変更になり、年会費を無駄に感じるように。年会費無料クレジットカードに変更しました。

さて、年会費無料といってもいろいろなクレジットカードがありますが、海外在住者におすすめのカードはどれなのでしょうか?

重くのしかかる海外事務手数料

日本のクレジットカードを海外で日常的に利用する場合、1点気をつけなければならないことがあります。
日本でクレジットカードを利用する際はかからない「海外事務手数料」です。

海外で日本のクレジットカードを利用した場合、国際ブランドVisa/Mastercard/JCBなどの為替にプラス「海外事務手数料」がかかります。
この海外手数料を加味した上で、クレジットカードを利用することがポイントとなります。

各クレジット会社の海外事務手数料

クレジットカード名VisaMastercardAmerican ExpressJCB
三井住友2.20%2.20%
三菱UFJ2.20%2.20%2.04%
楽天2.20%2.20%2.20%2.20%
イオン1.60%1.60%1.60%
セゾン2.20%2.20%2.00%2.15%
エポス1.63%
※2024年1月時点

持っておきたい1枚の「楽天カード」だが…「海外事務手数料」が2.2%に

年会費無料でポイント還元率1%(一回の買い物につき100円で1ポイント)の楽天カードは、1枚はもっておいて損はないカードです。
支払いでついたポイントはクレジットカードの支払いにも利用可能なのも嬉しいところです。
ところが、2024年4月より、「海外事務手数料」が1.63%から2.2%に値上がりされることが発表されました。

海外で毎月5万円を楽天のクレジットカードで利用した場合

2024年3月まで
50,000円 × 1.63% = 50,815円 – ポイント分508円 = 50,307円

2024年4月から
50,000円 × 2.2% = 51,100円 – ポイント分511円 = 50,589円

282円も支払いがプラスに!

必ず持ちたいイオンカード

そこで、白羽の矢が立つのがイオンカードです。
他のクレジットカードと比較して、1.6%と断然「海外事務手数料」が低い。
しかし、2024年3月までポイント還元率は0.5%(一回の買い物につき200円で1ポイント)なので、1.63%である場合は、ポイント還元率が1%の楽天に軍配があがります。
2024年4月から、イオンカードを利用するのがお得となります。
わずかな差ではありますが、日常的に利用するとなると、少しでも安くなる方を選びたいものです。

海外で毎月5万円をイオンのクレジットカードで利用した場合

50,000円 × 1.60% = 50,800円 – ポイント分254円 = 50,546円

※一回の買い物につき200円で1ポイントなので、200円未満の場合については切り捨てられてしまうため、199円の買い物だった場合、楽天では1ポイントつきますが、イオンカードでは、ポイントがつかない点は注意が必要です。

なお、年会費無料かつポイント還元率が1%の楽天カードも、2枚目のカードとして持っておくことはおすすめします。
ただし、楽天カードは海外サイトで決済しようとすると、怪しまれてカードをストップされることも多いので、基本、海外から日本のネットショッピングを利用する際に利用するのがいいと思います。

Visa/Mastercardならどっち?

モロッコでは、JCBの利用ができないこともあり得るので、Visa/Mastercardをおすすめします。
基本、Mastercardの方が日々のレートは若干ですがいいので、Mastercardを中心に利用することをおすすめします。

各日のレート

Visa

Mastercard

なお日本で買い物をする場合、イオン系列を利用しないかぎり特典の魅力が薄れてしまうのが、イオンカード。他と比較してもダントツにポイント還元率が高い楽天カードが引き続きおすすめです。

もちろん、PayPayをよく利用する人はPayPayカード、海外旅行保険が充実しているカードを選びたいならエポスカードなど日本滞在の場合は、利用カードの選択肢がかなり広くなりますので、一概に楽天カードのみがおすすめということではありませんのであしからず。

クレジットカードよりお得な手数料Wiseデビットカード

クレジットカードの他に選択肢としてあがるデビットカードですが、なかなか手数料が高いので基本的にはクレジットカードに軍配があがります。
その中でも、海外に在住するなら作っておきたいのがWiseデビットカードです。

  • 日々のレートがクレジットカードのVisa/Mastercardより良い
  • 手数料が約0.6%とクレジットカードと比較すると激安

とお得です。
楽天カードの1%、イオンカードの0.5%分のポイントを鑑みても、Wiseデビットカードの手数料が0.6%なので、Wiseデビットカードを利用した方が得することになります。

デビットカードなので、利用するだろう金額をチャージしておかなければならないのは面倒ですが、逆に、チャージした分しか利用できないため使いすぎを防ぐこともできます。

滞在先の通貨(※Wiseが対応している通貨のみ)でレートの良いときにチャージしておくこともできれば、日本円でチャージしておけば利用する際に、そのときのレートで自動で引き落としすることも可能です。

30,000円相当まで、月2回までの引き出しであればATM手数料無料なのも嬉しいポイントです。

一方で、カード発行には1,200円の発行手数料がかかるため、そもそも現金派であるという場合は、クレジットカードのレート&海外事務手数料を支払った方が結果お得ということもありますので、どれくらいクレジットカードを普段利用するかを考慮した上で発行した方がいいかもしれません。
クレジットカードの利用率が高いのであれば、Wiseのデビットカードはクレジットカード代替としておすすめです。

ちなみに、Wiseには即時に無料で発行できるデジタルカードがありますが、現在、日本で発行されたWiseデビットカードはモバイルウォレットに対応していないため利用できません。
しかし…一度、デジタルカードを登録して実際のカードを申し込むと、「カードの交換」扱いになるためか、カード発行手数料が1,200円ではなく640円になります。

Wiseカード発行を検討されている方は試してみるといいかもしれません。



29/01/2024モロッコ移住クレジットカード,海外移住

Posted by aboutmorocco