モロッコ 通貨・両替・クレジットカード[2023年最新版]

モロッコにはどの通貨を持っていけば良い?クレジットカードは使える?いくらくらい両替すれば?などの疑問に答えます。
モロッコの通貨
DH(モロッコ・ディラハム)です。
ISO 4217の通貨コードは「MAD」(日本のISO 4217の通貨コードは「JPY」)。
通常表記では「DH」が使用されています。
同じく「ディラハム」と読みますが、アラブ首長国連邦の「UAE DH」とは全く別の通貨です。
おおよそDH1=14円ほどの計算となります(今までDH1=12円ほどでしたが、円安の煽りがモロッコにも!)。
観光地ではユーロがそのまま使えることもあります。
両替はどこでできる?
空港、銀行、郵便局、ホテル、両替所などの施設で両替が可能です。
マラケシュ、カサブランカ、ラバト、フェズ、シャフシャウエンなどの観光地には、両替できる場所が多くあります。
これらの観光地では日本円での両替が可能ですので、特にユーロやドルを持ってくる必要はありません。
どこで両替するのが得?
最も手数料が低い確率が高く、結果的にレートが良いのが銀行です。
「空港のレートは悪く、町中の両替所のレートの方が良い」というのは世界の定番ではありますが、モロッコではそうとは限りません。
観光地の両替所のレートは悪いこともしばしばで、空港のレートが一番良かったという話も聞きます。
モロッコは両替所が多くあり、モロッコのお金はモロッコでしか使えません。
一箇所の両替所で一気に両替せず、必要な分だけをまず両替することをおすすめします。
コロナ渦で日本人観光客が激減したことにより、銀行、郵便局、ホテルでは日本円の両替レートが記されているものの、両替をできない状況が多発しています。
両替所でもできない場合があります。
必要最小限のお金は空港で準備されることをおすすめします。
ちなみに、空港のレートは悪くありません(ただし、手荷物をとる所にある両替所のレートはよくないので、手荷物をとって出口をでたところの両替所を利用しましょう。)
クレジットカードは使える?
使える場所
- 高価格帯のホテル
- 高級レストラン
- 高級スパ
- スーパーマーケット(Marjane、Carrefourなど)
- ショッピングセンター
など、高価格帯の施設では利用可能です。
町中のカフェや通常のレストランでは、ほぼ使えないと思って間違いありません。
メディナ内にある小売店では、バブーシュひとつなど小さな買い物では利用できないことが多く、大きな絨毯や革製品など高価な物を購入する場合は利用できることが多いです。
しかしながら、メディナなどにある小さな商店では、クレジットカードを使えたとしても、まけてもらえなくなったりクレジットカードの手数料を取られることがあります。
タクシーでは利用できません。また、DH200札やDH100札はおつりがなく嫌がられることがあります。
小銭を用意しましょう。
モロッコで利用できるクレジットカードはVISAまたはMaster Cardです。
AMERICAN EXPRESS、JCBなどその他のカードは利用できない可能性があります。VISAを持っているのが最も安全でしょう。
モロッコでのクレジットカード事情
モロッコ人は基本、貯金という概念がありません。
さらに、その日暮らしの生活の人が多くを占めるため、小さな店の場合、クレジットカードでの利用よりも現金払いを推奨されることが多いでしょう。
なぜなら、クレジットカードで支払いをされてしまうと即座にお金が懐に入らず、その日のスタッフの賃金が払えないなどの状況が生じるためです。
また小さな店のモロッコ人にとって、クレジットカードの手数料は決して安くはありません。
そのため、クレジットカードの手数料分を価格に上乗せされることも珍しくありません。
決してクレジットカードを利用するな、と言っているわけではありません。
ただ、「手数料を上乗せされた!」「なぜクレジットカードを利用できないんだ!」と目くじらをたてる前に、モロッコの事情をご理解いただけると幸いです。
両替はどれくらいすれば良い?
モロッコのDHは国外に持ち出し禁止の通貨です。
そのため、モロッコにいる間に使い切れる分だけ両替しましょう。
特に贅沢をせず、食事代、市内移動だけであれば、1日ひとりにつきDH300〜DH500もあれば十分でしょう。
レストランやトイレではチップが必要になります。細かいお金を用意しておきましょう。
繰り返しになりますが、モロッコには両替所が多くあり、モロッコのお金はモロッコでしか使用できません。
モロッコの観光地であれば両替所はわりと簡単に見つかりますので、一気に両替せず、まず必要な分だけ両替するのがおすすめです。