[モロッコ]満足度大!ラバト動物園”JARDIN ZOOLOGIQUE DE RABAT”行き方・見どころetc.

11/04/2019世界の動物園・水族館,ラバト

優雅に寝そべるアトラスライオン

JARDIN ZOOLOGIQUE DE RABATは、2012年に開園した、モロッコのラバトにある動物園です。
1922年に野生での絶滅が宣言されたアトラスライオンが飼育されている動物園としても知られます。

アトラスライオンは野生では絶滅してしまったものの、モロッコ元国王ムハンマド5世(Mohammed V)の私的動物園で飼育されていた個体により繁殖されました。
サッカーのモロッコ代表が「アトラスライオンズ(Atlas Lions)」と呼ばれているのも、モロッコにとってアトラスライオンが非常に重要な位置を示しているためです。

正直、モロッコの動物園ということであまり期待はしていなかったのですが、非常に充実した見応えのある動物園でした。

広々とした敷地の中に動物たちがのんびり暮らしています。
また通常、動物園というと、1種類につき多くて2〜3匹という場合が多いのですが、それぞれの数が多いのも、この動物園の特徴のひとつかと思います。

行き方

<グランドタクシーで>

RABAT VILLE駅からグランタクシーで15分ほど。
JARDIN ZOOLOGIQUE DE RABATはラバト郊外にあるので、プチタクシーでは行けません。
グランドタクシーを利用しましょう。

グランタクシー貸し切りの場合、DH60。
ただし基本、グランタクシーは乗り合いのため、同じ方面に行く人を集めて出発します。
乗り合いの場合、ひとりあたりDH10。

ラバトのグランタクシー乗り場

RABAT VILLE駅を出て左手にまっすぐ進むとHASSAN Ⅱ通りにぶつかります。
そこを左に曲がり少し進むとAL AKHDAR BANKが見えます。
AL AKHDAR BANKあたりに集まっているグランドタクシーに「JARDIN ZOOLOGIQUE DE RABAT」に行きたいと伝えましょう。
基本英語は通じないので、アラビア語かフランス語表記を見せて「ここに行きたい」と伝えた方がいいです。

入場料

大人 : DH50
こども(3〜12歳) : DH30
3歳未満 : 無料

※2021年10月21日以降、ワクチンパスの提示が必須でしたが、2023年1月現在、提示の必要はなくなっています。

オープン時間

11月〜2月

10:00〜16:30

3月〜10月

10:00〜17:30

ラマダン

10:00〜15:30

※2022年2月時点の情報です。

見ることのできる生物

園内マップ

64種類の動物が飼育されています。
ヨーロッパや日本の動物園と比較すると種類は多くありませんが、動物の種類が少ないと感じることはありません。

アトラスライオンをはじめ、象、ヒョウ、かば、キリン、ワニなどの大物も目の前で見ることができます。
ワオキツネザル、ラマなどかわいい動物も。
ラマなどは、スタッフが連れているところに遭遇すれば一緒に写真撮影もできます。

運がよければ2021年に生まれたアトラスライオンのこどもを見られるかもしれません。


全体的に、動物たちが非常にリラックスしているので、一瞬、死んでいるのかと見紛うほどです。

見学者も気にせずフェンスに寄りかかって寝ているハゲワシ。一瞬死んでいるのかと思いました。

また非常に人に慣れている感があり、キリンなどは、かなりそばまでやってきます。
※コロナ渦前はキリンに餌をやることも可能でしたが、現在は少し遠くから見るだけになっています。

まるで犬のように、食べ物をねだるキリン

フェネックやサーバルなど、ガラス越しに人の眼の前まで来る動物もたくさんいます。

かわいい顔を目の前で見せてくれるサーバル

ゆっくり見て、3時間〜4時間ほどです。

レストラン

動物園内にある売店

動物園の入り口前に店内で飲食できるレストランがあります。

動物園内は、基本、売店のみとなります。
売店で購入し、売店近くにあるテーブルで食べます。
売店は6箇所。
サンドウィッチ、アイス、ジュースなどを購入できます。

サンドウィッチはDH20で、ポテトもついてきます。
味も悪くなく、ヨーロッパ価格に慣れていると激安と感じるでしょう。

ヨーロッパと比較すると激安のメニュー

プレイランドとギフトショップ

動物園内には子どもが遊ぶ小さな公園と、動物園内を出てすぐのところにギフトショップがあります。

帰り方

グランタクシーをつかまえて帰ります。

入場ゲート近くのアトラスライオンの像があるあたりにいる警備員の人に「グランタクシーに乗りたい」と言うと、トランシーバーで動物園入口付近の警備員に連絡をとってくれ、入り口付近の警備員がグランドタクシーに案内してくれます。

多くの人が写真を撮るアトラスライオンの像

グランタクシーがいない場合は、グランタクシーが来るまでしばし待つことになります。
最近は、プチタクシーが出口で待ち構えていることもあります。

ヨーロッパと比較してかなり安く楽しめる上、充実しているので、子連れの方やラバトで時間が空いた方などは、ぜひ寄ってみてはいかがでしょうか。


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