[モロッコ]ラバト動物園”JARDIN ZOOLOGIQUE DE RABAT”は満足度大!行き方・見どころetc.
JARDIN ZOOLOGIQUE DE RABATは、2012年に開園した、モロッコのラバトにある動物園です。
1922年に野生での絶滅が宣言されたアトラスライオンが飼育されている動物園としても知られます。
アトラスライオンは野生では絶滅してしまったものの、モロッコ元国王ムハンマド5世(Mohammed V)の私的動物園で飼育されていた個体により繁殖されました。
サッカーのモロッコ代表が「アトラスライオンズ(Atlas Lions)」と呼ばれているのも、モロッコにとってアトラスライオンが非常に重要な位置を示しているためです。
正直、モロッコの動物園ということであまり期待はしていなかったのですが、非常に充実した見応えのある動物園でした。
広々とした敷地の中に動物たちがのんびり暮らしています。
また通常、動物園というと、1種類につき多くて2〜3匹という場合が多いのですが、それぞれの数が多いのも、この動物園の特徴のひとつかと思います。
行き方
<グランドタクシーで>
RABAT VILLE駅からグランタクシーで15分ほど。
JARDIN ZOOLOGIQUE DE RABATはラバト郊外にあるので、プチタクシーでは行けません。
グランドタクシーを利用しましょう。
グランタクシー貸し切りの場合、DH60。
ただし基本、グランタクシーは乗り合いのため、同じ方面に行く人を集めて出発します。
乗り合いの場合、ひとりあたりDH10。
ラバトのグランタクシー乗り場
RABAT VILLE駅を出て左手にまっすぐ進むとHASSAN Ⅱ通りにぶつかります。
そこを左に曲がり少し進むとAL AKHDAR BANKが見えます。
AL AKHDAR BANKあたりに集まっているグランドタクシーに「JARDIN ZOOLOGIQUE DE RABAT」に行きたいと伝えましょう。
基本英語は通じないので、アラビア語かフランス語表記を見せて「ここに行きたい」と伝えた方がいいです。
入場料
動物園のみ
大人 : DH70
こども(3〜12歳) : DH50
動物園+ミュージアム+爬虫類館
大人 : DH90
こども(3〜12歳) : DH60
3歳未満 : 無料
※2021年10月21日以降、ワクチンパスの提示が必須でしたが、2023年1月現在、提示の必要はなくなっています。
オープン時間
11月〜2月
10:00〜16:30
3月〜10月
10:00〜17:00
ラマダン
10:00〜15:30
※2024年5月時点の情報です。
見ることのできる生物
64種類の動物が飼育されています。
ヨーロッパや日本の動物園と比較すると種類は多くありませんが、動物の種類が少ないと感じることはありません。
アトラスライオンをはじめ、象、ヒョウ、かば、キリン、ワニなどの大物も目の前で見ることができます。
ワオキツネザル、ラマなどかわいい動物も。
ラマなどは、スタッフが連れているところに遭遇すれば一緒に写真撮影もできます。
運がよければ2021年に生まれたアトラスライオンのこどもを見られるかもしれません。
🇲🇦🦁| Le lion de l’Atlas, espèce endémique et emblématique du Maroc, éteinte dans son habitat d’origine depuis le siècle dernier, fait l’objet d’un programme de conservation de la part de @Rabatzoo
Cinq lionceaux, nés 2021, seront présentés en 2022.
🔗 https://t.co/Jf9fJOeX8e pic.twitter.com/uWEgvYx9BA
— Le360 (@Le360fr) January 28, 2022
全体的に、動物たちが非常にリラックスしているので、一瞬、死んでいるのかと見紛うほどです。
また非常に人に慣れている感があり、キリンなどは、かなりそばまでやってきます。
※コロナ渦前はキリンに餌をやることも可能でしたが、現在は少し遠くから見るだけになっています。
フェネックやサーバルなど、ガラス越しに人の眼の前まで来る動物もたくさんいます。
ゆっくり見て、3時間〜4時間ほどです。
爬虫類館
大人はプラスDH20、子どもはプラスDH10で入館できる爬虫類館。
動物園の入口を入り、左手に進むとあります。
中は意外に広く、さまざまな種類のヘビやヤモリの他、カメ、ワニ、熱帯魚などを見ることができます。
園内タクシー
園内を周ってくれるZOOタクシー。
大人DH50、子どもDH40で、4名以上から利用可能です。
2名で利用したい場合は、大人1名分、子ども3名分のDH170を支払えば利用させてくれることもあります。
車が通れる場所は全て周ってくれ、車が行けるところにいる全ての動物の前で停まってくれます。
特に停車時間に制限もなく、基本的には、お客が満足するまで待っていてくれるようでした。
歩くのが不自由な方と一緒に訪れる場合や、短時間で動物園の全てを見たい方にはとてもおすすめです。
レストラン
動物園の入り口前に店内で飲食できるレストランがあります。
動物園内は、基本、売店のみとなります。
売店で購入し、売店近くにあるテーブルで食べます。
売店は6箇所。
サンドウィッチ、アイス、ジュースなどを購入できます。
サンドウィッチはDH20で、ポテトもついてきます。
味も悪くなく、ヨーロッパ価格に慣れていると激安と感じるでしょう。
プレイランドとギフトショップ
動物園内には子どもが遊ぶ小さな公園と、動物園内を出てすぐのところにギフトショップがあります。
帰り方
動物園の門を出た入口付近で待機しているグランタクシーをつかまえて帰ります。
グランタクシーがいない場合は、グランタクシーが来るまでしばし待つことになります。
最近は、プチタクシーが出口で待ち構えていることもあります。
グランタクシーは行きに乗ったグランタクシー乗り場まで、乗り合いでひとりあたりDH10ですが、プチタクシーの場合はラバトのメディナ付近まででメーターを回してDH30〜DH40です。
ヨーロッパと比較してかなり安く楽しめる上、充実しているので、子連れの方やラバトで時間が空いた方などは、ぜひ寄ってみてはいかがでしょうか。
※2024年5月現在の情報です。